鎌倉幕府滅亡~室町時代の始まり
南北朝時代や戦国時代があり
時代区分としてはっきりしない室町時代
前の時代の、鎌倉時代が終わらないといけません。
鎌倉時代と室町時代の狭間
1333年 鎌倉幕府滅亡
1334年 建武の新政
1336年 足利尊氏が建武式目を制定
1338年 足利尊氏が征夷大将軍就任
Googleさんが0.46秒で教えてくれたところによると、1336年開始だそうです。
教科書的には、1338年らしいです。
2通りの解釈があるので、テストで問われることはないでしょう。
ちなみに、鎌倉時代の開始ほど騒がれないのは、
「いい国つくろう」みたいな秀逸な語呂合わせがないからだろうと睨んでおります。
足利 is 誰?
源氏から足利氏に天下が移ったので、
足利って誰よ?と思っていました。
足利尊氏(あしかが・たかうじ)は、1305年生まれ
鎌倉幕府滅亡の28年前です。
足利氏は、源氏の一門で、
下野国足利荘(栃木県足利市)を本拠地としたので、
「足利」を名乗ったようです。
源氏の一門なので、当時の人達からすれば名門でしょう。
源氏も、もとは天皇に連なる家系なので、
そういう血の繋がりのない家が、天下人にはなれません。
「源氏でなければ、征夷大将軍になれない」という説は、ここからきているのでしょうか。
当時の足利氏は、鎌倉時代の実権を握っていた北条氏との関係は良好だったようです。
戦国時代~滅亡~そして安土桃山時代
明応の政変(1493年)
以降を、戦国時代という場合があります。
明応の政変により、室町将軍は
10代足利義稙(よしたね)から11代足利義澄(よしずみ)
足利将軍は15代まで続きます。
源氏の将軍が3代で絶えて、
4~9代目まで、京都のお公家はんを将軍に据えていた
鎌倉幕府よりマシという気がします。
1573年
15代将軍、足利義昭(15代将軍)を、織田信長が京都から追放
これにより、室町時代終わり、というのが一般的です。
安土桃山時代へと続く
南北朝の分裂、応仁の乱など、幕府弱くね?
という印象を持つ時代ですが、
農民や商人などの庶民階級が社会進出し
農産物などの生産力も増大した時代でした。
後の時代の茶の湯などの文化は、室町時代に種がまかれたと言ってもいいでしょう。
現代人が思い描く、伝統的な日本文化は、
室町時代から始まる言ってもいいかもしれません。