戦国大名の台頭
応仁の乱以降、室町幕府や守護大名の力が衰え、全国各地で戦国大名が現れ、争いを繰り広げました。
この時代を、戦国時代といいます。
戦国大名は、朝廷や将軍とは関係なく、独自に領地を支配しました。
農業を盛んにするために用水路を開いたり、経済発展のために鉱山の開発を行いました。
世界遺産の石見銀山(島根県)は、大名同士で争奪戦となり、戦国時代末期に産出量の最盛期を迎えました。
織田信長の統一
織田信長は尾張国(愛知県)の小さな勢力でしたが、各地で戦争を戦い抜き、勢力を拡大していきました。
1560年 桶狭間の戦い 尾張国に攻めてきた駿河国(静岡県)の今川義元を破った戦い。
1568年、美濃国(岐阜県)を支配下に収め、京都に入り、畿内にも勢力を伸ばし、堺を直接支配します。
1573年には将軍を京都から追放し、室町幕府は滅びます。
1575年 長篠の戦い 同盟者の徳川家康とともに、武田勝頼を破った戦い
鉄砲を多く用いたことで有名な合戦です。
1576年 安土城を近江国(滋賀県)に築きます。城下町で楽市令をだすなど、商業の活性化を図りました。
仏教勢力との対立
1571年 比叡山延暦寺焼き討ち 1570年~1580年 本願寺との合戦(石山合戦)
信長の最期
1582年 京都の本能寺で、配下の明智光秀で倒されました(本能寺の変)。