鎌倉時代の元号
寿永 じゅえい (1182-1184)
寿永2年(1183) 寿永二年十月宣旨 源頼朝の東国支配権を朝廷が公認
元暦 げんりゃく (1184-1185)
元暦2年(1185) 元暦大地震
文治 ぶんじ (1185-1190)
文治元年(1185) 文治の勅許 頼朝が守護・地頭の設置を認められる
建久 けんきゅう (1190-1199)
建久7年(1196) 建久七年の政変 九条兼実が関白を罷免され失脚
正治 しょうじ (1199-1201) 土御門天皇即位に伴う代始改元
建仁 けんにん (1201-1204) 辛酉革命に当たるため改元
元久 げんきゅう (1204-1206) 甲子革令により改元
建永 けんえい (1206-1207)
承元 じょうげん (1207-1211)
建暦 けんりゃく (1211-1213) 順徳天皇の代始により改元
建保 けんぽう (1213-1219) 「天変地妖(大地震)」が原因による改元とされる
承久 じょうきゅう (1219-1222)
承久3年(1221) 承久の乱 後鳥羽上皇が倒幕の兵を挙げるも鎮圧される
貞応 じょうおう (1222-1224) 後堀河天皇の代始による改元
元仁 げんにん (1224-1225)
嘉禄 かろく (1225-1227)
安貞 あんてい (1227-1229) 天変が相次いだため改元
寛喜 かんき (1229-1232) 天災、飢饉のため改元
寛喜2-3年(1230-31) 寛喜の飢饉
貞永 じょうえい (1232-1233)
天福 てんぷく (1233-1234)
文暦 ぶんりゃく (1234-1235) 天変地震により改元
嘉禎 かてい (1235-1238) 地震頻発のため改元
暦仁 りゃくにん (1238-1239) 天変により改元
延応 えんおう (1239-1240) 天変や地震により改元
仁治 にんじ (1240-1243) 彗星、地震、旱魃などにより改元
寛元 かんげん (1243-1247) 後嵯峨天皇の即位により改元
寛元4年(1246) 寛元の政変(宮騒動) 前将軍・藤原頼経が鎌倉から追放された事件
宝治 ほうじ (1247-1249) 後深草天皇即位に伴う代始改元
宝治元年 (1247) 宝治合戦(三浦氏の乱) 得宗専制政治が確立
建長 けんちょう (1249-1256) 天変・火災による改元
康元 こうげん (1256-1257)
正嘉 しょうか (1257-1259)
正元 しょうげん (1259-1260)
文応 ぶんおう (1260-1261) 亀山天皇即位による代始改元
弘長 こうちょう (1261-1264) 辛酉革命にて改元
文永 ぶんえい (1264-1275) 甲子革令による改元
文永11年 (1274) 文永の役 1回目の元寇
建治 けんじ (1275-1278) 後宇多天皇即位による代始改元
弘安 こうあん (1278-1288)
弘安4年(1281) 弘安の役 2回目の元寇
正応 しょうおう (1288-1293) 伏見天皇の即位により改元
永仁 えいにん (1293-1299) 天変と関東の地震により改元
永仁5年(1297) 永仁の徳政令
正安 しょうあん (1299-1302) 後伏見天皇の即位により改元
乾元 けんげん (1302-1303) 後二条天皇の即位により改元
嘉元 かげん (1303-1306) 彗星と日照りにより改元
徳治 とくじ (1306-1308) 天変により改元
延慶 えんきょう (1308-1311) 花園天皇即位のため改元
応長 おうちょう (1311-1312) 疫病により改元
正和 しょうわ (1312-1317) 地震により改元
文保 ぶんぽう (1317-1319) 大地震などにより改元
文保元年(1317) 文保の和談
元応 げんおう (1319-1321) 後醍醐天皇即位のため改元
元亨 げんこう (1321-1324) 辛酉革命に当たるため改元
正中 しょうちゅう (1324-1326) 甲子革令に当たるため改元
正中元年(1324) 正中の変 後醍醐天皇及び側近が倒幕の疑いをかけられた事件
嘉暦 かりゃく (1326-1329) 疫病と地震のため改元
元徳 げんとく (1329-1331) 疫病のため改元
元弘 げんこう (1331-1334)
元弘元年-3年(1331-33) 元弘の乱 後醍醐天皇による倒幕
参考:南北朝時代の元号と出来事