神武景気、岩戸景気、いざなぎ景気の元ネタ

神武景気とは

神武景気とは、1954年12月から1957年6月までに発生した好景気のことです。

1956年の経済白書に「もはや戦後ではない」と記され、高度経済成長が始まる頃の時代です。
「神武以来(じんむこのかた)の○○』という言い回しが流行ったようで、
神武天皇が即位したとされる、紀元前660年以来、前代未聞の好景気という意味でつけられたようです。

三種の神器(冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビ)と呼ばれる耐久消費財ブームがやってきました。
逆に言うと、それ以前はこれらの家電は普及していなかったということができます。

日本でテレビ放送が始まったのは、1953年2月1日のNHK東京テレビジョンです。
もちろん、カラー放送は始まっていません。

1955年当時、白米10kgが680円の時代に、テレビ受像機は20万円~30万円しました。

三種の神器は、この頃はまだ富裕層のものだったのでしょう。

岩戸景気とは

岩戸景気は、1958年7月から1961年12月まで続いた好景気で、神武景気よりも長く続きました。

よって、神武天皇の時代よりも更にさかのぼって、「天照大神が天の岩戸に隠れて以来の好景気」として名付けられました。

神話の時代に未曾有の好景気があったというわけではありません。

サラリーマンや労働者の賃金が急激に上がり、中流層が形成され、スーパーマーケットなどの大型量販店が出現しました。

いざなぎ景気とは

いざなぎ景気は、1965年から1970年まで続いた好景気で、岩戸景気よりもさらに長く続いたため、日本列島を作ったと言われる伊邪那岐(イザナギ)までさかのぼって名付けられました。
1968年、西ドイツを抜いて、日本がGNP世界2位となりました。

車 (car)、エアコン (cooler)、カラーテレビ (color TV) が、3C、または新三種の神器として、消費を煽りました。

とはいえ、エアコンの普及率は、1975年でも、まだ20%ほどでした(2000年ころに80%超え)

日本神話では、いざなぎの時代→天岩戸の時代→神武天皇の時代という順番になりますが、
高度成長期の好景気は、神武景気→岩戸景気→いざなぎ景気という順番になります。

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