弥生時代とは
弥生時代とは、日本列島における時代区分で、紀元前10世紀頃から紀元後3世紀頃の時代です。
米作りや金属器が、朝鮮半島などから伝わりました。
弥生時代という名称の由来は、東京府本郷区向ヶ岡弥生町(現在の東京都文京区弥生)で発見された土器から来ています。
大陸に近い九州に遺跡が集中しています。
板付(いたづけ)遺跡(福岡県)
縄文時代の終わり頃~弥生時代の遺跡です。
水田跡や青銅製の武器が出土しました。
吉野ヶ里(よしのがり)遺跡(佐賀県)
弥生時代の大規模な集落(環濠集落)で有名です。
物見櫓、土塁、逆茂木などの施設がありました。
登呂(とろ)遺跡(静岡県)
弥生時代の水田、集落の遺跡。
高床式倉庫や竪穴住居が発見されました。
志賀島(しかのしま)(福岡県)
博多湾に位置する島で、江戸時代に発見された金印が有名です。
「漢委奴国王」のご文字が刻まれており、中国の歴史書『後漢書』東夷伝から、西暦57年に後漢の光武帝が委奴国王に与えた印とされています。